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ダンディズムコレクションに出てきそうな

おじさんになってもかっこいい人というのは、魅力的に写るものである。
私の父親はとてもそういうタイプとはいえず、よくある父親の姿だ。
休日は家でステテコでゴロゴロしつつ、時には放屁すらするのだから、もはや目も当てられない。
その逆に、私の親友の家の父親は、いつでもびしっとしていて、とてもダンディである。
まさにダンディズムのコレクションとかに出ていそうな父親であり、こんな父親だったらどれだけよかっただろうかとよく思ったりした。
しかし、現実というものはそうそう頭の中で引いた図面通りには進まないものであり、現実の私の父親はいま、目の前でスマートフォンで何をしているのかと思ったら、何かいかがわしいサイトを見ているようだ。
後ろからのぞきこんで驚かしてやろうかと思ったけれど、やめておいた。
少ない小遣いの中でやりくりしながら、私たちを食べさせるために頑張ってきた父親なのだ。
たとえ見た目がダンディーでなく、どこにでもいるような親父だったとしても、私にとってはかけがえのないたった一人の父親なのだ。
だからほら、私の小遣い上げてほしいな、なんて。

This entry was posted on 2016年12月23日.